ハイハイで散歩中

面白いと思ったものをただただ紹介したり、またはただの雑記に成り果てそうです。

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思考

「愚痴」・「文句」・「悪口」の違い-愚痴を言ってはいけないのか

「P4radioあなたが主役の哲学」という哲学対話のYouTubeチャンネルがある。 そのチャンネルの、先日の放送回、「愚痴を言ってはいけないのか」の中で、「愚痴」の定義を考える場面があった。 そして、「愚痴」の定義を考えるにあたり、「愚痴」と似た言葉、…

ポリシーVSプライド-ポリシーに勝ち目がない理由-

今回は、前回の記事(だいぶ期間が空いてしまったが)の補足のような形になる。 www.teheperow.com 前回の記事の終盤で、「ポリシーで動く当人」と、「それを判断する他人」とではギャップが生じてしまう可能性があると書いた。 何故なら、その行動の入り口…

独り言をいうのはおかしなことなのか

この前電車に乗っていたら、ドアに寄りかかり、外を眺めながら独り言を頻発するおじさんに出くわした。 そのおじさんの独り言を敢えて分類するとすれば、お笑い芸人千鳥のノブ的な、嘆きツッコミならぬ嘆き独り言、つまり嘆きタイプに分類される。当然、クセ…

「他人に迷惑をかけてはいけない」というのは本当か?を考える

様々な論理、そして共存・並存 例えば、功利主義の倫理的問題 問い方の間違い、そして嘘の論理 最後に この前ツイッターをぼーっと見ていたら、とあるフォロワーさんが、以下のような問いを発していた。 「『人に迷惑をかけてはいけない』というのは本当か…

水曜日のダウンタウンの人気企画「モンスターハウス」が完結したので、感想というか、分析してみました-人間の見下したい心理と怖いものみたさ-

先日、水曜日のダウンタウンの人気企画「モンスターハウス*1」が最終回を迎えた。僕は毎週面白く観ていて、画期的であり、新感覚であり、なんだかすごい企画だなと思った。毎週放送終わりのツイッター上なんかでは、賛否両論問わず、異様な盛り上がりを見せ…

ネット通販から考える、購入者と出品者の相対化

僕は某大手ネット通販サイトで、古書・CD・DVD/BDなどのメディア商品を出品している。いわゆる、出品者、seller(セラー)である。今年の世界長者番付で、初めてマイクロソフト創業者ビルゲイツを抜いて、1位に君臨した、なんとかベゾフ、いやベゾフなんとか…

渋谷スクランブル交差点-秩序と無秩序のスペクタクル-

この前、というかたまに意識してしまう話で冒頭を始めるが、御小便しようとトイレに入ったら誰もいなく、目の前には5つの立ち小便用の便器が視界に現れる。僕は最初真ん中の便器でしようとしたが、不意の思いつきでその隣の4番目(右から数えて)の便器でし…

なぜ人は嘘をつくのか

まず、「なぜ人は嘘を『つける』のか」と、問うた方がいいかもしれない。この問い方は、人間を他の動物と比較すること前提の問い方である。となると、結論から言えばこうなるだろう。 「人間は他の動物より知能が発達し過ぎたから」 と。 では具体的にはどう…

GLIM SPANKY(グリムスパンキー)の松尾レミと、ユーミンこと松任谷由実の声がどうしても似ていると感じてしまう問題について

まず、GLIM SPANKY(以下グリムスパンキーと表記する)という男女2人組の音楽ユニットがいる。 ・松尾レミ(1991年12月7日生まれ/ボーカル・ギター担当) ・亀本寛貴(1990年8月24日生まれ/ギター担当) 2人とも平成生まれの若手ロックユニットとして、ここ…

僕は炭酸ジュースが飲めない

だけど、生ビールは飲める。この差異はなにか。 僕は子供の頃からコーラやファンタやサイダーなんかを退けてきて、自動販売機で買うものといったらバヤリースのオレンジジュースだったり、ネクターの桃ジュースだったり、ポカリスエットだったり、紅茶花伝だ…

5月6日の日比谷野音でのベイビーレイズJAPANのライブ(ニコ生Ver.)を観て思ったこと。

5月6日(日)、日比谷野音で、ベイビーレイズJAPANのワンマンライブが開催された。それに併せて、ニコ生でもそのライブの模様を配信していて、プレミアム会員なら、期限日までその配信が何度でも視聴可能となっていた(多分)。僕は、行こうか行くまいか迷い…

泥酔して記憶のない人物と、翌日酔いから醒めた人物は同一人物か

山口達也の一件を見ていて、直接内容とは関係のないことを思った。それは、泥酔していて色々問題を起こした人物と、酔いが覚めて、泥酔していた時の記憶が失われた人物は、はたして同一人物と言えるのか。というものだ。僕は以前に、同一性に関する記事を2つ…

会話しているように独り言をいう-現実だったり、仮想現実だったり-

僕は家で一人きりの時、結構独り言をいう。あたかも誰かと会話するかのように、機嫌よく喋っている。それは物心付いた時からの癖で、あまり意識したことはないが、考えごとだったり、なにか頭の中を整理したい時、また、外界から自分を守るためだったり、ス…

先入観は遠いものほど生まれやすい。概念的観念や、観念的観念というよく分からない言葉を使って考える

先入観は、自分とその対象の距離が遠いものほど生まれやすい。これは前提条件と言ってもいいと思う。そして、距離を縮めていけば、つまり、その対象の情報などを知ることを始めれば、先入観は、崩れていく。崩れていく代わりに、その対象の、「観念」が生ま…

NBAオールスター関連の話から、妄信とか上位とかの話

僕は中高生時代バスケ部に属していて、その時期NBAに興味を示すことは自然な成り行きだったわけだが、高校卒業と同時にバスケから距離を少しずつ置いていく過程で、NBAの興味も薄れてしまっていた。だが、2年ほど前にNBA好きの人と知り合って、それきっかけ…

抜粋、抜粋、抜粋、それは側面。

僕の家にはテレビがない。なので、主に情報はネットで知ることになる。そしてこの前、ツイッターで、某バラエティ番組の企画の芸人に対するドッキリの内容が載ったツイートが流れていて、僕はそれを見て、ちょっとやり過ぎなんじゃないかと思って笑えなかっ…

遅ればせながら、Abematvの亀田興毅企画関連のことや、地上波とネットのことまで

先日(といっても2週間前くらいか)のAbematvの番組「亀田興毅に勝ったら1000万円」をYouTubeで観たのだが、思ったより面白かった。 この番組は、元プロボクサー・亀田興毅が、4人の素人とボクシング対決をし、素人側が亀田興毅に勝ったらその素人は1000万円…

正常性バイアス~備えあれば憂いなし~

「間もなく、1番線を、電車が通過いたします」 駅のアナウンスが入り、僕は、「なんだ、通過か」と思った。 すると、やや気怠い声で、 「はい、通るよー。通りますよー。危ないよー。通過するよー。今通過するよー。ほら通過しちゃうよー」 と言いながら、僕…

有村架純に次ぐ第2の刺客、ホンツバこと、本田翼を直視できない

くそっ、気にしたくないのに、ここ最近、毎日1回はホンツバこと、本田翼のことを考えてしまう。 ハッキリ言って、ホンツバなどに興味はない。 だけどホンツバが僕の視界に入ってくるのだからしょうがない。 それは、以前の記事にも書いたアリカスこと、有村…

自分が自分であること-自分自身の同一性を考える-

前回の記事に引き続き、涼宮ハルヒの「エンドレスエイト」を発端として、記憶がリセットされる前と、された後の人物は、はたして同一人物なのかどうか、ということを考えていきたい。 前回も書いたが、考える方法として2パターンの方法を用いる。 ・他人が対…

自分であったら、「エンドレスエイト」から脱出しようと思うか、を考える

前回に引き続き、涼宮ハルヒの「エンドレスエイト」関係の話を書きたいと思う。 因みに前回は、ループ世界からの脱出の仕方を踏まえた上で、要は日々の積み重ねって重要だよね。って話だった。 今回は、「エンドレスエイト」を材料にして、別の視点から、と…

「変わらない」状況から、「変わる」にはどうすればいいか。涼宮ハルヒの「エンドレスエイト」から考える(※ネタバレ嫌な方は読まない方がいいかもしれません)

退屈な日常から脱出したい。なにか変わるキッカケが欲しい。など、状況変化を望んだことがある人は多いのではないかと思う。 僕だってある。なんかミラクル的なこと起きねーかな。と。 しかし、そのようにただ思っているだけでは駄目なのだと思う。 以前僕は…

自分の意見はどこにあるのか-ブログやYouTubeなどのコメントの仕方から考える-

色々なブログ記事やYouTubeのコンテンツを閲覧し、そのコンテンツに対する自分の意見をコメントする際、そのコメントは、はたして本当に自分から出たものなのか、または、自分でちゃんと考え抜いた意見なのだろうか、とふと思ってしまうことがある。 そのよ…

タイプというものは、ある個人を捉えることができない。個人は、ただ個人があるだけ

ある特定の個人を書こうと思って書き始めると、いつの間にか、一つのタイプを創り出していることに気がつくが、反対にあるタイプの人間像を描き出そうとすると、できあがったものは、無というか空というか、何一つ創り出されていないことに気がつく。(省略…