ハイハイで散歩中

面白いと思ったものをただただ紹介したり、またはただの雑記に成り果てそうです。

ハイハイで散歩中

「イエスタデイをうたって」とRCサクセション

僕は最近、友人に勧められて、毎週土曜の深夜に放送されているアニメ「イエスタデイをうたって」を観ています。 本作は、1998年〜2015年まで、ジャンプ系の雑誌で連載されていた、著者・冬目景の漫画が原作になっています。 僕はこの作品については、タイト…

もうカップリングとは言わせない!隠れた名曲達のアルバム「present from you」-BUMP OF CHICKEN(バンプオブチキン)

バンプのアルバムの中で、特殊な存在のしかたをしているアルバムがあります。それが、2008年に発売された、「present from you」です。 このアルバムは、2007年までに発売されたシングル曲のカップリングを集めた、カップリング集アルバムです。 カップリン…

「マザーレス・ブルックリン」を観ました-ジャジ~でヴィンテージ感漂う探偵映画-

マザーレス・ブルックリン(字幕版) 先日YouTubeを観ていたら、映画「マザーレス・ブルックリン」のブルーレイ&DVDの発売広告がやっていて、まだ観ていなかった僕は、なんだか面白そうな雰囲気の映画だし、なにより音楽がそそられるなと思って調べてみたら、…

今さらバンプ(BUMP OF CHICKEN)のアルバム紹介したくなったのでオススメ3選どうぞ!

いきなりですが、僕は、BUMP OF CHICKEN(バンプオブチキン)の長年のファンです。 学生の頃はよく、音楽雑誌「ロッキンオンJAPAN」で、ボーカルの藤原氏のインタビュー記事を読んでは無駄に影響されていた口でもあります。 僕だけでなく、多くの人々に影響…

おすすめ!YouTubeチャンネル「みのミュージック」が面白い

僕は最近、YouTubeチャンネル、「みのミュージック」にハマっています。 ご存知の方も多いかもしれませんが、「みのミュージック」は、チャンネル名にもある通り、音楽(主にロック)に特化した、音楽エンタメチャンネルです。 僕は全く知らなかったので恐縮…

サブスクリプションとコロナ禍の世界

最近はもっぱらサブスクリプションで音楽を聴いている。そして先日、自分なりに、サブスクの良い面と、悪い面に実感を伴って気が付いた。 ・良い面・・・数多とある新旧様々な楽曲を、気軽に、自分の好きなだけ享受できる。 ・悪い面・・・あまりにもお手軽…

難解であるということ。

先日、とある知人と富士山の話になり、なかなか粋な発言が飛び出した。 「富士山はたまに見えるからいいんだよね」 富士山を見ようとすぐそばまで近づいても、富士山の全容は拝めない。それではある程度の距離をとって、然るべき場所に立てば見えるかといえ…

元NMB48・小谷里歩改め三秋里歩こと、つまりは、りぽぽが婚約した話

僕は特段アイドルに熱心に関心をそそいできた人生ではないが、それでも唯一、腰の重い僕がライブに足を運んだことのある、つまり自分がファンだと自覚させられてしまった、熱くエモいアイドルグループがいて、それが「ベイビーレイズJAPAN(通称ベビレ)」と…

堕天使芸人!「ルシファー吉岡」の魅力を語る

白状すれば、僕は最近、下ネタを得意とするピン芸人・ルシファー吉岡に夢中である。 YouTubeの履歴はルシファーの動画が続くばかりだし、検索で「ル」と打てば、もう吉岡さんの元へGO GO HEVENである。 ペットボトルを見てはルシファーに似ていると思い、鞄…

シャラポワよ、ありがとう。

先日、テニス界の妖精と謳われた、元世界ランキング1位のマリア・シャラポワが引退を表明した。 headlines.yahoo.co.jp 僕がシャラポワを認識したのは、遡ること2003年、僕が中学3年生の頃だったと思う。 僕が休み時間だったか、放課後だったかで廊下に出た…

中島義道著「時間を哲学する-過去はどこへ行ったのか」を紹介する(後半)

少し間が空いてしまいましたが、以前書いた、中島義道さん著「時間を哲学する-過去はどこに行ったのか」を紹介する記事の後半です。 www.teheperow.com 後半に入る前に、前半の記事をざっとおさらいします。 ・人間は時間を無意識に「空間化」している。・普…

深夜のコンビニは夢心地-「道徳」や「義憤」がわからない-

深夜帯に家の近所のコンビニに行くと、決まって70歳代と思しきおばあさんが接客をしている。 そのおばあさんは、深夜ということもあってか、いつも眠そうに接客をしている。 というか、僕がレジに商品を持ってくるまで、立ちながら眠っている。ギリギリまで…

「愚痴」・「文句」・「悪口」の違い-愚痴を言ってはいけないのか

「P4radioあなたが主役の哲学」という哲学対話のYouTubeチャンネルがある。 そのチャンネルの、先日の放送回、「愚痴を言ってはいけないのか」の中で、「愚痴」の定義を考える場面があった。 そして、「愚痴」の定義を考えるにあたり、「愚痴」と似た言葉、…

セルフ化の波と、豚汁の一点張り

先日、某牛丼チェーン店で豚汁を頼んだら、味噌汁が出てきた。 僕は店員に言った。 僕「すみません。これ味噌汁なんー」 店員「豚汁です」 僕「いや、みそしー」 店員「豚汁です」 僕「いや、みそー」 店員「豚汁です。下にいけば、豚汁入ってます」 パフェ…

お笑いコンビ「Dr.ハインリッヒ」のハインリッヒ的魅力を語る

最近、なにかのきっかけにより、YouTubeでお笑いコンビ「Dr.ハインリッヒ」の動画ばかり観ている。 ●「Dr.ハインリッヒ」の簡単な紹介。 2005年結成、吉本所属の女性双子コンビ。 ・山内幸、双子の妹。主にボケ、ネタ創作者。あとショートヘア。 ・山内彩、…

2020年も立ち続ける男に〜電車の中で座らないダイエット継続中~

1年程前に僕は、電車の中で座らず、常に立ち続けるんだ!というルールを自分に課した。 www.teheperow.com そして1年間、僕は見事に・・・座った。 と、書くと、結局口だけかい!となりそうだが、具体的に言えば、物凄く体調が悪かった日の1回のみ、座って…

趣旨なんてない。日常とシュール-アニメ「日常」も絡めた話-

邂逅① 例えば、自動販売機オジサンなるものがいたとする。 自動販売機の両側面から手が、底面から二足が、天面からそれなりのオジサンの顔がニョキッと生えている。 そのオジサンは親切なのか、世話焼きなのか、こちらが飲み物を買う模様を逐一実況してくる…

タブ式ブラック缶コーヒーの消失

僕はよく、駅に設置されている自動販売機で缶コーヒーを買い、それを飲みながら電車を待つ。 僕にとってその時間は、自分を保つために重要な効果をもたらす。 そして、その行いには2つ、とても重要な条件がある。 1つ目は、「缶コーヒーはブラックでなければ…

怒り方、愚痴の吐き方によっては人は醜く見える

この前、電車に乗っていたら、30〜40歳代の男性が、恋人と思しき、同じく30〜40歳代の女性に向かって、語気を荒げながら、会社の後輩の愚痴を吐いていた。 「マジ若い奴ら仕事しねーし!マジなんなの?!オレが全部できるわけねーだろ!マジふざけんなよ!マ…

ツッコミと多様性

あけましておめでとうございます。 今年も宜しくお願いいたします。 昨年末、もはや年の瀬の風物詩となった漫才の大会、M-1グランプリ2019が行われ、ミルクボーイが見事グランプリに輝いた。 僕が特に気になったコンビは、ファイナルラウンドまで残った3組の…

中島義道著「時間を哲学する-過去はどこへ行ったのか」を紹介する(前半)

この時期になると、「あーもう年末かー」だとか、「1年経つの早いなー」などと、時の流れや、その流れの早さを強く意識することがあると思います。 というかこの時期に限らず、なにかの節目や、ふとした時にでも、ある対象を「振り返る」ことをした瞬間に、…

ナイツ・塙宣之著「言い訳 関東芸人はなぜM-1で勝てないのか」を読んで

発行から少し経ってしまいましたが、話題になっていたので読みました。 お笑い(M-1)をこんなに真っ向から分析的・理論的に書かれた本を読んだのは初めてだったので、ワクワクしたし、かつ嬉しくもありました。 なぜ嬉しかったのかといえば、あまりそういう…

ハッピーハロウィンな夜-電車内での酔っ払いオジサンとの攻防-

先日、夜遅くに電車に乗っていたら、酔っ払っている60歳前後のオジサンに遭遇した。 僕が乗車した時にはその人は既に存在していて、僕が読書しようと本に顔を向けて暫くすると、「はぁ〜あ。………はぁ〜あ」と、周囲に聞こえるくらい大きめの溜め息を連発しだ…

良い演技とはなにか-観劇を終えて-

少し前に、友人が出演する演劇を観に行った。 その演劇は、普段はBARとして営業している店内をそのまま舞台利用していた。 僕は観劇ど素人なので、そういう舞台(ステージ)のあり方が珍しいのかどうかの判断がつかないのだが、僕にとってはとても興味深い試…

自ら問い、自ら考えること-土屋陽介著「僕らの世界を作りかえる哲学の授業」も後半紹介してます。

インターネットにこんなに気軽にアクセスできる環境にいなかった頃は、自ら「問い」を見つけ、自らの頭だけで考えるということを必然的にしていたと思う。 ただただ「考える」ことをしに、無闇に家の周りを練り歩くことだってあった。(「考えることをしに」…

他人の傘を盗んでしまう全てのコミュ障、もしくは怠慢ブタ野郎へ

傘を盗んでしまう人は、必要最低限のコミュニケーションスキルが欠如しているか、もしくは、怠慢を餌に肥えたブタ野郎だと思う。 先日、買い物を終え、コンビニから出ようとした際、傘立てにある僕の傘を今まさに取ろうとしているおじさんに遭遇した。 申し…

すき家での攻防、そして分断と争い-最後は大団円というか、だんご大家族というか-

僕は物事があまり上手くいっていない時には、イライラしたり、なにかと神経質になってしまう時がある。 そういう状態にある時、ある行為Aをしようと思ったら、そのAに没入しなければ気が済まない。 そのAから少しでも僕を引き剥がそうとするものがあったら、…

コンテクストの重要性

今回はコンテクストについて書きます。 先日のエントリーで書籍、平田オリザ著「わかりあえないということ-コミュニケーション能力とは何か」を紹介した。 www.teheperow.com その中で、「コンテクスト(文脈・背景)」を理解することの重要性について触れた…

妄信という病-吉本の問題、あいちトリエンナーレ2019関連のツイートから思うこと-

いやー最近、家の周りに棲みつく猫達に癒しを求めてしまっているお盆なこの頃。 僕が横を通り過ぎても地面にべたーっとだらーっと周囲を気にしないニャンコスタイルを貫いているのがいい。 また、だらーっとしているだけかと思いきや、ある時など、探求する…

「わかりあえないことから-コミュニケーション能力とは何か」を読んで

今回は、劇作家の平田オリザさん著「わかりあえないことから -コミュニケーション能力とは何か」(講談社現代新書)を紹介します。 僕がこの本を手に取った理由は、自分の圧倒的なコミュ力の無さを改善したいと常々切望していたのだ!ということではなく、…