先日Twitterで、トレンドに入っていた「#ipponグランプリ」を追っていたら、とあるユーザーさんが、「オードリー若林さん、決勝戦に進めなくて残念だった。だけどとても楽しそうにやっていて良かった」的なツイートを見かけ、ああそうなのかー。と思って、YouTubeで無断でアップされているIPPONグランプリを観てみた。
オードリー若林は確かに予選落ちしていた。
だけど僕はTwitterのことがあったので、まあ予選落ちしたけど若林的に楽しそうなのだからまぁいーわな。と、一体お前は誰目線なのかという感想と共にその動画を観終わった。
そしてその後、その当日やっていたオードリーのラジオを聴いてみた。
そこには、むちゃくちゃ悔しそうに荒れ狂った、そして落ち込み切った若林の声があった。
「あの猫なんて答えればよかったんだよー!(写真で一言のお題)」、荒れていた。引きずり倒していた。
「オレあそこで滑った時、心がポキって折れた音聞こえたからね」
しかも収録を終えてから2週間経った今現在まで、ずっと猫の写真についての回答を考え続けていたらしい。
引きずり倒しているじゃないですか。
全然楽しめてなかったんじゃないですか。
一体あのTweetはなんだったんだ。
オレはなにを見ていたんだ。
どうやら僕は屈折したフィルターを通してその動画を観ていたらしかった。
改めて先入観の怖さと、そして、決して真実の像には触れることはできないんじゃないかという、途方に暮れるような、もどかしさを感じた。
あと似たような出来事がもう一つあった。
それは、これまたYouTubeの話になるが、窪塚洋介が酔っ払いながらインスタLIVEをやるという模様を流した動画での一幕。
いつもの様に窪塚がインスタLIVEをしていると、部屋に突然奥さんが入ってきて、窪塚が怒られてしまうというもの(恐らく、インスタLIVEをやらないと奥さんに言っていたのに、約束を破ってやってしまったために怒られた。詳しくは知らないので間違ってたらすみません)。
そしてこの奥さんとのやり取りを観て、一部コメント欄では、「窪塚がやると、ピリついたやり取りでさえも、ドラマのワンシーンみたいになる」的な意見があって、その方は窪塚を決して擁護してるわけではないだろうけど、そこには「窪塚カッケー」というニュアンスが若干帯びているように僕には感じられた。
僕もそれに疑いもなく、「確かにな」、と、同意していた。
この動画のことを知人に話したら、その知人も観ていたらしく、「子供みたいだよな」と、若干嘲笑していた。
僕は、またもや、「確かにな」、と同意してしまった。
というか、こんなにも各人で感じ方が変わるものかと、驚いたとともに、自分の不甲斐なさにショックを受けた。
僕は実はこの手の、「他人の意見によって自分の意見がフラフラ変わってしまう問題」には再三悩まされてきて、そして結構反省してきたつもりだった。
だけど、いまだに同じ轍を踏んでいる。
情けなし。
そして他人の意見というのは厄介だと、改めて思い知らされた。
うー。手強し。
まあそれはそれとして、今回のオードリーのラジオ、若林が荒れていて、それを春日が楽しんでいて、結果的にすごい面白かったです。
ラジコのタイムフリーでまだ聴けるので、興味ある方はぜひ!
関係ないけど「毛皮のマリーズ」の↑の曲『DIG IT』が僕は好きです。サビの「いつまでたってもフラフラ」など、とことん煙に巻いている歌詞が魅力的です(再生を押すと20秒ほど試聴できるっぽいので興味のある方はぜひ)。
それでは!