先日、Amazonプライムで、アニメ「推しの子」第一話を観ました。
僕は原作未読で観たんですが、人気の漫画であることくらいは知識としてありましたし、ただのアイドル漫画でないこともなんとなく把握してました。
また、原作者の赤坂アカさん(作画は横槍メンゴさん)は、「かぐや様は告らせたい」シリーズの作者でもあり、センスの良い、一筋縄ではいかない作品になっているんだろうと勝手に予測もしてました。
ただ、僕は別にアニメガチ勢というわけではないので、いつもと同じように、あまり期待せずに観るに至りました。
まず、観始めて気づいたのが、残り時間の長さです。なんと、初回90分拡大スペシャル。
初回でこんなに長いのを観たのはほぼ記憶にないです。
ただ結果的に、90分戦略(かどうかは分かりませんが)は僕に至っては功を奏していたと思います。
正直、通常の30分放送だったなら、2話以降観るのを辞めていたかもしれません。
それくらい、90分枠という、この長尺さが意味をもつ放送だったといえます。
色々面白いところはありました。
設定の面白さだったり、展開の面白さだったり、ミステリー要素などと。「かぐや様」のごとくギャグ多めかと思いきや、けっこうそれは控えめで、シリアスなトーンが多かったのが印象的です。
あと、芸能界の裏側というか仕組み、それらをベースに敷衍させた人間心理分析などは、「かぐや様」に通じるものがあり、なるほどなーとか思ってしまいました。
ラストシーンと、そこから入るエンディングもとても良かったです。
歳のせいなのかほんと最近涙もろくて、ご多分にもれず泣いてしまいました。
エンディングはYOASOBIさん。むっちゃカッコよかった。
エンディングに入った瞬間の音の凄みが、あぁ、プロローグが終わり、これから復讐劇の幕が開けるのか、という危機迫る感じがして、とてもワクワクさせられました。
偉そうにいうと、この作品に凄く合ってる楽曲だと思いました。
アイドルっぽさもあり、闇堕ちっぽさもあり、復讐感っぽさもあり、展開も面白くて、またikuraさんの歌声も若干アニメキャラっぽく寄せてるのかどうか知りませんが、とても作品にフィットしていて良かったです。
全てを観終わった時、一本の映画を観ていた気分になり、それだけ内容が濃かったように感じられました。
かなり良かったので、アプリ「ジャンプ+」で漫画の方にも手を出してしまいました。
まだ30話くらいですが、色々攻めているなー、という感じで面白く、続きが気になってジャンキー化してしまいそうです。
というか、「ジャンプ+」やばくないですか。無料で初回(1回のみ)だけとはいえ、最新話まで読めてしまうなんて。とんだ時代になってしまいましたよ。今は、「チェンソーマン」も毎週楽しみに読んでます。ムチャクチャ具合が中毒性になり、まじジャンキー漫画です。
「推しの子」、アニメも漫画もこれから楽しく追っていこうと思います。
それでは!