ハイハイで散歩中

面白いと思ったものをただただ紹介したり、またはただの雑記に成り果てそうです。

ハイハイで散歩中

ハリガネムシ-僕らは宿主か-

僕は昔、道端で、元気よく蠢(うごめ)いている、もしくは苦しくてのたうち回っているとも見てとれる、ミミズのような生物に遭遇した。そしてそのすぐ近くに、カマキリの死骸があった。発見当時は、その因果関係を知らなかったため、独立した問題だろうと、…

言語化できない場所から見た、ちっぽけな世界

1.小人閑居して不善をなす ことわざで冒頭を始めたわけだが、それは、なんとかこの記事に格好、箔(はく)、説得力、これらを付かせる(付与)効果を期待してのことである。 「小人閑居して不善をなす」、僕はたいていある条件が整った時にこのことわざを想…

それは起こりうる

1.実験的な書き出し 僕は想像する。宇宙の片隅で、その深遠、そして深淵なる暗い場所にスーッと、一本の筋状の切れ目が入ることを。そしてその切れ目を拡げるべく骨ばった大きな手が現れるのを。「ということは」と、その刹那、僕は経験則に基づき推測する。…

体育会系な面も見せてくれるブックオフ

1.長めの前置き 誤解のないように前置きしておくが、これは、ブックオフを批判するものでも、そこで働く店員さんを批判するものでもない。(どうして一所懸命に働く店員さんを批判することができようか)出会ったばかりの知識を、誰かに衒学(げんがく)的に…

ピコ太郎、そしてピコ魔王

先日(と言っても3週間程前になるが)、10月28日に行われた、ピコ太郎の「日本外国特派員協会」での会見を観て、なにか新しい風が吹いたような、既存のものをぶっ壊す期待感やわくわく感を抱いた。(これは先のアメリカ大統領選も似たようなメカニズム、つま…

未知との遭遇

先日、電車内の通路を見たことのない奇妙な虫が這っていた。座っていた僕の前を我関せず無機的に通過していき、向かいに座っていた男性も、その虫が視界に闖入してきたのに気付き、腰を上げてその虫を瞠(みは)るように目で追っていた。僕は視界的画角から…

脚色が過ぎる

先日、家の近所の蕎麦屋でざる蕎麦を食べた。町の古くからある蕎麦屋の常として、夜は飲み屋と化す店が多い。ご多分に漏れず僕が行った店もそうだった。その店は、外から中の様子が見えればいいのだが、窓に謎の暖簾(のれん)が掛かっており、少しの隙間し…