「変わらない」状況から、「変わる」にはどうすればいいか。涼宮ハルヒの「エンドレスエイト」から考える(※ネタバレ嫌な方は読まない方がいいかもしれません)

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退屈な日常から脱出したい。なにか変わるキッカケが欲しい。など、状況変化を望んだことがある人は多いのではないかと思う。

僕だってある。なんかミラクル的なこと起きねーかな。と。

しかし、そのようにただ思っているだけでは駄目なのだと思う。

以前僕は哲学的感心から(なんか言い訳がましいな)、「涼宮ハルヒの憂鬱」というアニメを観ていた。

その中に、賛否両論ある、「エンドレスエイト」という放送回がある。

その話をざっと説明すると、高校生である主人公達は、夏休みを普通に送っている。しかし、実はその夏休み(正確には8月17日~8月31日の15日間)は、既に何千、何万回と繰り返されていて、夏休み最終日の8月31日が終わろうとすると、また8月17日に戻ってしまい、全く同じ内容の夏休みを再び始めるという、無限ループに陥っている。

主人公達は毎回、夏休み終盤になって自分たちがループしていることに気付く。
そしてどうやったらループから脱出できるのか思案するのだが、それも虚しく、結局、8月17日に戻ってしまう。

8月31日から8月17日に戻る際に、その夏休み期間中の記憶はリセットされてしまうのだが、メンバーのある1人の女の子「長門」だけは、1回目からの全ての夏休みを記憶している。

そしてこれがすごいのだが、アニメ制作側は、この一連のほぼ同じ内容を、まさしくエンドレスエイト、8週間連続で放送したというのだから、それは賛否両論あって当然だろう。

 ではどうやってループから脱出したのかと言えば、主人公が、ループの生みの親である「涼宮ハルヒ」の心を揺さぶるある提案をする。

そしてそれがきっかけとなり、ループ世界からやっと脱出できて、話は幕を閉じる。

 なぜループ脱出のきっかけを作った提案が浮かんだのかと言えば、過去何万回もの夏休みを繰り返し、その度にどうやったらループから脱出できるのか考えた過去の主人公達の小さな積み重ねが、最終的に、大きな力となって、ループ世界からの脱出を可能にした、というわけである。

 

この、「エンドレスエイト」という話は、言わば、ずっと「変わらなかった」状況から、ある地点で「大きく変わる」、という話である。

そして、「ある地点で大きく変わるためには、その地点に辿り着くまでの積み重ねが重要という話」、という見方もできるとも思う。

この捉え方は、例えば、お年寄りに席を譲るだとか、困っている人を助けるだとか、いわゆる「善い行い」の場合と似ている。

最初「善い行い」を実行するには、勇気が必要となると思う。

ただ、それを何度も繰り返していく内、勇気は必要となくなり、善い行いを自然にできるようになる。

仮に、善い行いの見返りがなくても、それを続けていくことによって、いつか動き出さなくてはならない時に、ちゃんと動ける人間になっている、それが最大の見返りだと僕は思っている。

つまり、小さなことだろうが、日々の積み重ねが大事、ということだ。

どうせ変わらないから、と思ってなにもしないのではなく、目の前にあるできること、それがどんなに小さなことであっても日々続けてみる。

そしていつの日か、その続けてきた過去の自分が自分の味方になってくれて、それが自信となり、大事な場面で大きく変化する。

やるべきことを日々続ける。

でも結構難しいけどね。

「怠慢」とか結構曲者だしね。

まあ頑張ってみるか。

という、ぐだぐだな感じで今回の記事は終わりなのだが、本当はもう1つ、「エンドレスエイト」のことで思うことがある。それは、

「もし自分が、ループ世界に入り込んだら、そこから脱出したいだろうか」というものである。

次回、そのことについて考えてみようと思う。

それでは。