ハイハイで散歩中

面白いと思ったものをただただ紹介したり、またはただの雑記に成り果てそうです。

ハイハイで散歩中

場合によっては副(サブ)は主(メーン)になる。副(サブ)の重要さと、最後にほんの少し「けやき坂46」改め「日向坂46」のこと。

 


この前、友人と焼肉を食べ終え、レジでお会計する際にお口直しに貰えるガムや飴を食べている時、なんともいえない心地の良さや幸福に包まれるような、そんな時の狭間を体感していることに気づいた。

そして、「あれ、もしかしたらこの瞬間のために焼肉を貪り食ったのかもしれないな」と、思った。

焼肉が主食、中心なのに、サイドというかサブ的要素、いや間食というべきか、そのガムや飴が中心を占めている。

そのことを友人に言ったら、「仕事の後のビールみたいな?」、と返してきて、僕は少し考え、「まあ、その例えでもいいか」と応じた。

確かに、友人のいう例えでも間違いないように思う。

つまり、目的地点に辿り着くためには、その前段階を必ず経なければならないという構造。

物事の経過は、一直線状であり、段階的に行われる。

①A➡︎B➡︎C

②A'➡︎B'➡︎C'

③A”➡︎B”➡︎C”

①、Cに辿り着くためには、Aを出発し、必ずBを経過しなければならない。

②、C'に辿り着くためには、A'を出発し、必ずB'を経過しなければならない。

③、C”に辿り着くためには、A”を出発し、必ずB”を経過しなければならない。

 

上記同様、

・おいしいビールを飲むためには、必ず仕事を経なければならない。

・お口直しのガムを食べ、心地のよいひとときを過ごすためには、必ず焼肉を経なければならない。

間違ってない。2つは同様の論理だ。

だが、なにか腑に落ちない。

 

おそらく僕は、主食(主菜)が次の段階では前菜に変わってしまう面白みを伝えたかったのかもしれない。

主食(主菜)である焼肉が、本来なら間食であるガムを噛む段階に移った時には、主食(主菜)から前菜になり、ガムが主食(主菜)となっている。

しかし、友人の例えでは、「仕事」と「ビール」という違うカテゴリーのものを使用していて、その2つは比較のしようがなく、その関係性においてはなにかに変貌を遂げることはない。

「仕事」は「仕事」だし、「ビール」は「ビール」だ。

焼肉とガムの本来の関係性の、その変貌を僕は面白く思ったのだろう。

ただ、両者とも共通しているのは、焼肉のあとのガムも、仕事のあとのビールも、それ単体だけで捉えれば、ただの「ガム」だし、ただの「ビール」だが、ある段階を経て、違う方向からそれらを捉えると、新たな側面を発見でき、それが「主食としてのガム」であり、「ご褒美としてのビール」となる。

両者とも、あるルートを辿れば、違う側面が出現する点では同じで、それはとても興味深い。 

f:id:nocafein:20190213023813p:plain少しだけ話ずらすよ


 また、落書きレベル画像の急な挿入を無駄にしないためにも、少しだけ話をずらすと、この現象は、メーン*1(主)とされているものより、サブ(副)とされているものの方が実は重要だという、まあ、割とよく言われている考えをも導き出すことができる。

つまり、焼肉(メーン)よりも、お口直しのガム(サブ)の方が重要、ということになる。

その他にも、メーンよりもサブの方が重要という例はある。

旅行(メーン)よりも、前日の夜・もしくは目的地に向かうまでの新幹線の中(サブ)の方が楽しい。

また、焼肉とガムに非常に似ているが、食事(メーン)の後の、コーヒー(サブ)だったり、電車に乗る前のコーヒーを飲む時間(サブ)、誰かを待つ時のタバコを吸うなどの一服(サブ)など。

つまり、ドーナツの理論である。

ドーナツを形として捉えれば、穴は中心であるが、食べ物として捉えれば、周りの生地が中心となる。

だから、サブ(副)は実はメーン(主)になるし、かといって、サブを最初からメーンに置くとその構造は壊れてしまう。サブはサブだからこそ、メーンになることができるのだ。

あと最後に書いておくと、僕はどうやら、時間や空間を大事にしているらしい。

例えば、焼肉のあとのガムは、別にガムを食べているのではなく、その時間や空間を享受しているし、食後のコーヒーなども、コーヒーの味というよりは、そのまったりとした時間・空間を享受している。

僕は久しくタバコを吸ってはいないが、吸っていた時も、タバコの味よりも、吸っているその時間・空間を享受していた。

もっといえば、飲食店でも、味よりも居心地の良さ、空間を重要視している。

僕にとって、サブ的要素は、かなり重要なものといえる。

ここで、今回の記事の本題は終わりである。

 

最後の最後に、全く関係のない、サブ的な話しになるが、先日、「けやき坂46」が、「日向坂(ひなたざか)46」に改名した。

僕は、その「日向坂46」が出演する、お笑い芸人のオードリーがMCを務める番組、「ひらがな推し」を毎週観ているが、この番組、アイドル番組にしてはかなり面白い。

先日の放送は、キン肉マン特集であった。

キン肉マン好きのオードリーが、放送中にちょいちょいキン肉マンで例えツッコミをするのだが、それにひらがなけやき(日向坂46)のメンバーがついていけず、オードリーの二人だけが楽しんでいる状況というものが度々発生していた。

そこで、放送日の前日2月9日が春日の誕生日ということもあって、春日がやりたいことを企画化し、それが、「キン肉マンを習得しよう」、ということになり、ひらがなけやきのメンバーにキン肉マンのことを教える運びとなったのである。

その番組終盤では、キン肉マンの作品世界を使用した例えツッコミをけやきに教え、そしてそれを実践するコーナーがあり、一体これはなにをやっているんだ?という雰囲気満載で、アイドル番組らしからぬ所がとても面白かった。

因みに僕が注目しているメンバーは、東村芽衣と、齋藤京子です。

もしかしたら、この最後に書いた、本題とは全く関係のないサブ的要素が、今回の記事で本当に伝えたかったことなのかもしれない。

終わります。

ありがとうございました。

*1:いつから「メイン」は「メーン」になったのだろうか。