ハイハイで散歩中

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2020年も立ち続ける男に〜電車の中で座らないダイエット継続中~

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1年程前に僕は、電車の中で座らず、常に立ち続けるんだ!というルールを自分に課した。

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そして1年間、僕は見事に・・・座った。

と、書くと、結局口だけかい!となりそうだが、具体的に言えば、物凄く体調が悪かった日の1回のみ、座ってしまった。

しかしその1回以外、僕は座らなかった!

しかも1回と言っても、行き帰りの往復の片道だけ座ったのだ。それくらいは大目にみてほしい。

あと付け加えておくと、僕は結構電車に乗っている時間が長く、片道40分、日によっては1時間近く乗っている。おまけに、かなり座れるタイミングがある。

にもかかわらず座らなかったのだ!

少しテンション高めで先ほどから自画自賛しているが、実は正直余裕だった。立ち続けるの余裕。

だって入り口のドアに寄りかかってたりしてたからね。余裕だっつーの。

それじゃ意味ねーだろって感じだが、座ってるよりはエネルギー使ってるから痩せやすくなってるからね、多分。あと、一応寄りかからないように心がけてはいるし、そういう気持ちの準備には抜かりないし、心理面では万全だからね。意識してるか、してないかで全然変わってくるからね、多分。

というか、決め事を全うしてるところが重要なのであって、なにもやってないよりは、全然いいと思うのだ。

とまあ、おふざけはこれぐらいにします。

肝心の、結果的にお前痩せたのかっつー話しだよな。

そうですね。5キロくらい痩せましたかね。

あまり頻繁に体重計に乗らないっていうか、家に体重計がそもそもないので、出先にたまたま体重計を見つけたら乗るレベルでの計測なので、適当な物言いしかできないのですが、確実に痩せてはいます。はい。

少し具体的な痩せ方の過程を話せば、始めて半年くらいで2、3キロは減って、去年の6月頃に体調崩して(この時に電車に座ってしまった!)、その時に3キロくらい減って、そしたらそのまま増えず、今に至るって感じですね。

まあ、病気の功名っていえばそうなのだが、でも太りにくくはなってるんじゃないでしょうか。

適当ですんません。

 

あと、電車に座らないダイエットをしていて良かったことと、悪かったことを報告します。

まず、良かったことは、

・空席があった時の、我先に座ろうとしている乗客の初売りバーゲンセール並みの競争に巻き込まれなくていいということ。

・そもそも座ってないので、お年寄りなど、他の乗客に席を譲らなければ、という気遣いをしなくてもいいところ。

・小〜中程度の揺れなら、目を閉じていても何にもつかまることなく、ビクビクせずにその場に踏ん張っていることができるようになったところ。

・座っているよりかは、誰かの不意の襲撃に対する対応のオプションが増えるところ。

・座っているより、自由な感じがするところ。

などなど。良いことばかりですね。


他方、悪い点。

・混んでいる時に、目の前の席が空いた場合、すぐさまそこから退散しなければならないというところ。
ネットの記事でみたが、「混んでいるのに座らない輩がいてマジ迷惑!」なるものがあって、けっこう激昂している文体だったので、その人達のストレスにならないように注意しなくてはならない。まあ、混んでる時はね、そりゃイライラするよね。座らない奴ってなに?って思うのも分かりますよ。
でももし今度座らない奴を見つけたら、「あっ、こいつもしかしたら電車の中では座らないダイエットしてるのかな?」と、少しでも脳裏によぎってもらえると、僕も少しは気持ち的に楽になりそうな気がします。はい。いや、できないならいいんですけど。

・この1年間、僕は何人かの人に電車の中で座らないダイエットをやってるんだ!とやや自慢気に言ってきたが、たいてい返ってくる言葉としては、「へー。座れる時間帯の電車乗ってるんだねー」とか、「座れる駅から乗ってるんだねー」という、「そもそも席に座りたくても座れないんですけど。それがこの世の電車事情のコモンセンスなのでは」という、僕の期待を大いに裏切るニュアンスを含んだものになっている。

しかも、「立っている時は腹筋に力入れるといいよ」とか、「かかとを適度に上げたりした方がいいよ」とか、逆にアドバイスもくれたりする。ありがとうございます。

つまりこのダイエット法は、やっていても全く自慢できない、「へー。それで?」的反応部門第1位を獲得しそうな勢いの、他人に話すのもお恥ずかしいお粗末なものなのだ。

しかしですよ、この際ダイエット効果は置いておきます。だけど僕が最も評価してほしいのは、「座れる環境」なのに、「あえて座らない」という、その自制心なわけですよ。

人間は楽な方へ、楽な方へと、堕落する生き物なのだから、そこをピシャリと自制しているのすごくないですか?と、僕は言いたい。あなたにそれができるんですか?と。

「いや、それはお前が勝手にやってる事であって、こっちは別にそんなことやりたいとも思ってないわけで、つまり、『それがどうした?』って帰結だよね。」

そんな冷たいこと言わないでよ。そうだよ。オレが勝手に始めたことだよ。お前にゃ関係ないよ。凄さを強要すんなってことだろ。分かってるよ。そもそもそんな凄くねぇってことだろ。分かってるよ。そうだよな。凄くねえよな。そいじゃあこっちはこっちで勝手に、コソコソやってますよ。こんちくしょうめ。

というわけで、僕は2020年も、あいも変わらず、電車の中では座らないダイエットを継続していきたいと思います。今年も、立ち続けていきます。

 

以上です。ありがとうございました。