ハイハイで散歩中

面白いと思ったものをただただ紹介したり、またはただの雑記に成り果てそうです。

ハイハイで散歩中

堕天使芸人!「ルシファー吉岡」の魅力を語る

白状すれば、僕は最近、下ネタを得意とするピン芸人・ルシファー吉岡に夢中である。

YouTubeの履歴はルシファーの動画が続くばかりだし、検索で「ル」と打てば、もう吉岡さんの元へGO GO HEVENである。

ペットボトルを見てはルシファーに似ていると思い、鞄を見てはルシファーに似ていないと思う。あの人はルシファーに似ているし、あの人はルシファーに似ていない。

もはや、僕の世界はルシファーを基準に回り始めている。

というのは言い過ぎで、ルシファーを基準に世界が回るなんてまっぴらごめんである。

とはいえ、僕はルシファーにはかなり魅力を感じている。

あの、良い感じにヤバイ容姿から繰り出される、良い感じにヤバイ下ネタは、見ていく内にどんどんクセになり、ルシファー中毒を引き起こす。

しかもネタにも定評があり、ピン芸人のための大会「R-1ぐらんぷり」には5年連続で決勝の舞台にも上がっている(先日放送された、「R-1ぐらんぷり2020」では、あまり良い結果にはならなかったが)。

そろそろルシファーの時代が来てもいい頃ではないか。

そんな堕天使(ルシファー)が世界を混乱に陥れる日が少しでも早く訪れるように、今回はルシファーの魅力を語っていきたい。

 

まずはルシファー吉岡の情報

 

1979年10月13日生まれ。
東京電機大学大学院理工学研究科修了。
大学院修了後、一般企業に就職。

その後、ウッチャンナンチャンや出川哲郎、ナイツや三四郎などが所属するマセキ芸能社に入る。(ほぼWikipediaから参照しています)

ルシファーは、サラリーマンを経ているので、20代後半からデビューという、少し遅めの芸人活動スタートである。

なので、他の芸人に対して、年齢は上だが、芸歴は下になってしまうということが多々あり、同事務所の「三四郎(特に小宮)」などからは、無茶苦茶にいじられているらしい。

だが僕が思うに、この、「歳上なのに芸人としては後輩」という特異なポジションが契機となり、若手芸人からの執拗ないじられ、そしてそれに対する「リアクション能力」が自然と養われた結果が、時折番組で垣間見せるルシファーの受け(リアクション)の上手さに、少しばかりは繋がっているようにも思う(ハイパー憶測なので悪しからず)。

先日放送された、「R-1ぐらんぷり2020」の打ち上げ特番や、たまに出演するオードリーや三四郎のラジオでの、ルシファーの立ち回りの上手さを目の当たりにすると、もっと他の番組に呼ばれてもいいのではないかと思う。

なんというか、ルシファーはいじりたくなるような「可愛げ」があるのだ。

そのような可愛い人間は、たとえ華(はな)がなくても、番組の中で「いじる・いじられる」という件(くだり)や、困った時の落とし所としても使えるし、良いアクセントになると思うのだ。

ましてやルシファーに実力があるので、ゴールデン帯は無理でも、深夜のバラエティ番組では引く手数多になっていてもおかしくないと思うのだが、言い過ぎだろうか。

また、何故かルシファーは彼女がいることをひた隠しにしている。

それを、三四郎のラジオで、三四郎達がバラしてしまったもんだから、ルシファーはたいへん怒っているらしい。

三四郎曰く、あの芸風で、しかもあのビジュアルで、なぜ彼女がいることを隠す必要性があるのか、逆に彼女がいた方がお客さんは安心するから公言した方がいいのではないかと、不思議がっていた。

つまり、そのような掴みどころのなさ(笑)も、ルシファーの魅力なのだ。

まだ情報項目なのに、筆が捗ってしまったので、このあたりでルシファー情報は止めておく。

次はネタの魅力である。

 

ギリギリ引かないくらいの、良い感じの下ネタ

 


ルシファーを評価する文脈において、1番多い指摘が、「ギリギリ引かないくらいの下ネタ」、「良い按配の下ネタのさじ加減の上手さ」、などだと思う。

僕もそのとおりだと思っていて、ルシファーの下ネタは、どこか可愛らしい、中学生が考えそうな範囲の中に収まっていると思う。

例えば、先日のR-1だったら「間接キス」がどうたらとか、去年のR-1だったら「来年から共学になる男子校」という設定、また、「お尻と太ももの境界」について考えるネタ、「透けブラ」のために天気予報士を目指すネタ、「パンティ泥棒」、「痴漢の勧誘」、「地下アイドルの足ばかり見てる」、などなど、どれも・・・とは言い難いが、ほとんどが誠に可愛いものだ。

そして、その良い意味でバカバカしいエロについて、ロジックを並べ立てる知的さや、熱すぎる情熱、または飽くなき学者レベルでの探究心で持って、センスの良い言葉選びやリズム感などを巧みに駆使、そして調理し、一見引いてしまいそうになる下ネタを良い按配に可愛く、ファニーな笑いに昇華している。

また、ルシファーの下ネタは、そのあまりの真摯的熱演っぷりに、「なにバカバカしいエロに対してこんなに真剣に熱くなってんの?バカじゃねーの?w。バカ過ぎww。だけどバカ過ぎておもしれー!www」みたいな、突き抜けるバカさ加減が無茶苦茶痛快で気持ち良い。

そして、気持ち良さの他にその突き抜ける痛快さは、観ているこちら側に、「こいつダメ過ぎだなーw」と、超高見からルシファーを軽蔑・見下すことができるという、心地よさも与えてくれる。

つまり、ネガティブな表現で言えば、「ダメな奴を見て自分を肯定的に捉え直せる」となり、ポジティブな表現で言えば、「ルシファーを見ると元気になる」となる。

ルシファーのネタはそのような、精神安定剤にもなりえるのだ(依存性は高いが)。

 


ルシファー吉岡「Gentlemen」


ルシファーのネタは、劇団ひとりや、狩野英孝、青木さやかなどのような、コントを軸としている。

そして、その際に必要になる、コント師としての演技力も、ルシファーは中々高いように思う。

僕は、劇団ひとりのネタが好きだが、彼と同水準のクオリティ、演技力を持っているのではないかと、そう思ってしまう。

僕は密かに、第二の劇団ひとりになるのではないかと期待しているのだがどうだろうか。

まあつまり、ルシファーのネタのクオリティは、それほどまでに高いということだ。

 

見た目とネタの同一性

 


#11 三四郎・小宮が名古屋でも笑いの神を降ろす&後輩はポストバカリズム?


言ってしまえば、ルシファーの魅力は、詰まるところ、その犯罪性高しの親ゆび的容姿かもしれない。

仮に、イケメンがルシファーのネタをやったところで、どこか鼻に付いてしまうところがあり、手放しでは笑えないのではないだろうか。

ルシファーは、恐らく、自分というものをとても客観視できているのだと思う。

だからこその、全力下ネタなのだろう。

見た目とネタの一致は、観るものを安心させ、説得力を持つと思う。

そしてそれらは、観客を笑いへと誘う下地となる。

その下地の上で、あのふてぶてしい存在から繰り出される下ネタを受け取ったら、もうルシファー汁が溢れだすこと必至だろう。

だんだん表現が分からなくなってきたので、この辺でルシファーを持ち上げるのは終わりにしときます。

 

最後に、至極の一本

 

最後に、僕が1番好きなネタを貼り付けて終わりにしたいと思います。

ルシファーの魅力が存分に詰まった、とてもバカバカしいネタになっており、思わず笑ってしまいます。

 

近い将来、ルシファーが世界を席巻する日を期待して・・・いや、やっぱりそんな世界はごめんだな(笑)。

ありがとうございました。